食品素材の記事

スパイスで認知症予防を考える
―ウコン由来ターメロン、ゴマ由来セサミン、セサモリン

認知症の中でも患者数の最も多いアルツハイマー型認知症は、その発症の10~20年前から脳内に老人斑といわれる異常たんぱく質の凝集体が生成することから始まり、次いで脳神経細胞の壊死が進行し症状が発症するといわれている。

予防のコンセプトとして稲畑香料では、様々な機能が期待されるスパイスから老人斑生成に関与する酵素(β-セクレターゼ)活性を阻害する作用を探索し、ウコンおよびゴマより有効成分を同定した。またこれらの成分は、マウス経口投与実験において酵素の作用点である脳に到達していることを確認。よってこれら成分を壮年期より日常食生活に取り入れることで認知症の予防が期待できるとした。

同社では、サプリメント原料として利用できる形態として、ターメロン類40%以上、セサミンおよびセサモリンを各5%以上と高濃度に規格化した混合オイルを新たに認知症予防およびアンチエイジング素材として上市した。

関連記事

  1. 尿酸値上昇抑制作用で機能性表示を目指す「アンセリン」
  2. アークレイ、3種のハーブを含有した抗糖化向け素材「サトナシール」…
  3. ピーカンナッツの殻由来の不溶性食物繊維素材を本格販売
  4. 芽胞を発芽させてから菌数を減らす新手法の制菌剤
  5. スポーツ向け素材のニューフェイス「オキシストーム」
  6. プロテイン製品のマスキングに「マスキング フレーバー」
  7. 睡眠改善機能をもつカジメ抽出物
  8. 太陽化学、水溶性ヘスペレチン-7-グルコシド製剤の冷えによる血流…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2023 出展者募集中

PAGE TOP