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東洋新薬、東京大学との連携 第二弾 ―『大麦若葉エキス末』が骨格筋への糖取り込みを促進

東洋新薬では、東京大学生産技術研究所 竹内昌治教授、(株)セルファイバとの共同研究において、大麦若葉エキス末が骨格筋への糖の取り込みを促進することを確認し、日本農芸化学会2019 年度大会において発表した。

骨格筋ファイバ(※1)に大麦若葉エキス末または大麦若葉エキス末+インスリンシグナル阻害剤(Wortmannin)を添加・培養した後、糖を添加し、骨格筋ファイバへ取り込まれた糖の量を測定。その結果、大麦若葉エキス末による糖の取り込み促進作用が認められ、それがWortmannin によって抑制されることが確認された。以上から、大麦若葉エキス末はインスリンシグナルを介して骨格筋への糖取り込みを促進することが示唆された。大麦若葉エキス末の摂取は筋肉のエネルギー産生や血糖値の低下に有用であることが考えられた。

※1骨格筋ファイバ
筒状のゲルの中空に細胞を培養したひも状の細胞組織で、従来の技術よりも生体に近い条件で評価できる。

東洋新薬は、2016 年10 月に東京大学と連携協定を締結し、健康食品、化粧品等の新規素材開発及び製剤技術開発とその実用化に向けた共同研究を進めている。今回の発表はその一環となる。

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