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日本乾燥おから協会 記者発表会、乾燥おからの利用拡大を推進していく方針

(一社)日本乾燥おから協会は4月7日に2021年度記者発表会を行い、乾燥おからに関する最近の状況などを発表した。【以下、発表内容の要約】

■協会会長の石川伸氏(おとうふ工房いしかわ)より挨拶と協会について
日本乾燥おから協会は、2015年に業界の活性化(業界のルール作り、情報発信など)を目的に、おとうふ工房いしかわ、みすずコーポレーション、さとの雪食品の3社により設立された。現在は、乾燥おからを製造・販売するメーカーや乾燥機器メーカーなど、合計18社が加盟している。

今はおからといえば乾燥おからのことを指すようになり、スーパーの惣菜の卯の花も乾燥おからが使われるようになった。欧米をはじめ世界的に大豆ミートがブームになっており、おからも植物たん白素材として認知されるようになった。

おからは豆腐メーカーだけでなく、豆乳や味付け稲荷、高野豆腐を作る際にも出てくるもので、由来は多岐にわたる。今では3,000トン近くの乾燥おからが生産されている(会員企業分)が、算出されている生おからの量80万トンを考えると、有効活用されている量はまだ少ない。たん白質が摂取でき、健康に寄与する食材として、一般食品以外にも、業務用、菓子業界、惣菜業界、乳製品業界などで利用が進んでいる。食品以外では菌床、ネコ砂、飼料などに使われている。

■2020年度の活動、2021年度の活動について 事務局 磯貝剛成氏
・2020年に毎年4月8日を「おからの日」とすることを決定し、記念日登録した。
・2020年度は、コロナ禍でリアルなイベントができなかったが、料理教室へのサンプリングを通しての使い方提案、愛知県知多郡東浦町と「レシピコンテスト」に取り組んだ。
・おからの食べ方を知ってもらうこと、情報発信が重要と考えている。
・2021年度の活動としては、レシピ集『おからのおかず』を4月8日に発売。発売を記念したSNSキャンペーン、東浦町との公民連携協定の締結とレシピコンテスト・食育活動などの取り組み、料理教室とのタイアップ企画などを進める。

■協賛企業各社より乾燥おから商品の紹介
●旭松食品
高野豆腐をはじめとした大豆製品の製造販売
「なめらかおからパウダー120g」
食物繊維が多い(63.5g/100g)。高野豆腐製造時に出るおからを使用。一般的なおからパウダーと比べて食物繊維含量は1.5倍にもなる。糖質も少ない。微粒子で滑らか。
輝山会記念病院との共同研究でおから配合パンを食べた人の食後血糖値上昇抑制機能を確認している。
介護食も作っていて、おからパウダーを使った商品開発もしている。高齢者に不足しがちな食物繊維とたん白質を摂取できる利点がある。

●おとうふ工房いしかわ
豆腐製造時のおからは全量を乾燥処理して販売している。
一般小売用の乾燥おから(粗めの「お料理おから」・細かめの「おからパウダー」)のほか、おからを活用した商品開発も行い、「きらず揚げ」などの菓子や、ドーナツ、パン、焼き菓子などを販売している。

●キッコーマンソイフーズ
「豆乳おからパウダー」豆乳づくりで生まれたおからをきめ細かいパウダー状に仕上げた。100gあたりのたん白質含量は30.8g、食物繊維は38.1g。
豆腐由来おからと豆乳由来おからでは、違う特徴がある。豆乳由来は、硬い外皮を取り除いてから製造するのできめが細かくなり、豆乳としてのおいしさを追求した製法により風味が違ってくる。使い方は、かけたり混ぜたりして日々の食事に取り入れやすい。

●さとの雪食品
豆腐製造によるおから
「おからパウダー」2005年からのロングセラー商品で、においとくせがなく、水と混ぜると生おからに戻る。本年3月にはスティック包装の「おからパウダースティックタイプ」を発売(3g×30本入り)。おからを使った新食感のスナック菓子「おからのパフ」も発売している。

●みすずコーポレーション
創業はこうや豆腐だが、今は売り上げの7割が味付け油揚げ
油揚げ製造時に出てくるおからを使用。環境問題に力を入れており、排水処理施設でのメタンガス発電などを行っている。現在の資源有効再利用率は96%以上。
乾燥おからは1976年から発売をスタートし、パン、菓子、食物繊維強化、糖質オフ素材、保水素材として提供してきた。近年はダイエットや腸活で消費者からのニーズが高く、市販品を増やした。
機能性表示食品も2品揃えており、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを関与成分とした腹部の脂肪を減らす「おからパウダープレーンプラス」と、3月に発売したばかりの「ホットケーキミックス」(関与成分:大豆βコングリシニン、BMI低下と中性脂肪低下機能)。

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