関連トピックス

ヒトはイチゴの食味を味と香りの双方で判断する

三栄源エフ・エフ・アイは、イチゴに含まれる香気成分が味へ与える影響を明らかにし、ヒトが喫食する際には味成分と香気成分の双方を知覚し、食味を判断していることを確認したと発表した。

イチゴの食味を決定する味成分として甘味と酸味があり、そのバランス(糖酸バランス)が重要であることはすでに報告されている。今回、イチゴ13 品種の官能評価を行った結果、糖酸バランスと食味の感覚強度が一致しない品種の存在が明らかになった。そこで香気成分を分析し、食味への影響を検討したところ、イチゴ果汁の甘味感の感覚強度には4 種の香気成分、酸味感の感覚強度には1種の香気成分が寄与することが推察され、ヒトが喫食する際には味成分と香気成分の双方を知覚し、食味を判断していることを確認した。

なお「イチゴ香気の品種間特性」と題した今回の研究内容は、第67 回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会にて、ベストプレゼンテーション賞を受賞している。同社では今後も香りや味、食感など食品の総合的なおいしさの研究開発に取組んでいく、としている。

富士化学工業、プロテオグリカンを機能性表示対応に

米糠に含まれる新規成分「アシルグルコシルセラミド」を世界で初めて発見

関連記事

  1. セミナー会場のマイク DHA・EPAが筋肉組織に及ぼす影響に関する研究データを発表―第…
  2. 酵母エキスなど発酵製品の生産能力を1.5倍に増強へ
  3. 食品開発展オンライン プレゼンテーションフォートナイト 参加企業…
  4. 林原が社名変更―「ナガセヴィータ株式会社」24年4月1日より
  5. 食品と開発 ニュース アイ・エフ・エフ日本、代表取締役社長に塚越伸朗氏が就任
  6. 新規指定に向け殺菌料「二炭酸ジメチル」の安全性を評価
    ―食…
  7. 来年2月19日に「TOREPAS FAIR 2020」開催
  8. BASF、DHA・EPA測定キットで新サービスを開始

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP