ここ数年食品業界の根幹を揺るがす事故が相次ぎ、食品の安全管理のあり方が改めて問われている。わが国では95年に厚生労働省により「総合衛生管理製造過程の承認制度」が導入されて以来HACCPシステムについて様々な啓蒙が行われ、食品産業の安全管理レベルの向上に寄与しているかに見えた。しかし、2000年夏に起こったHACCP承認工場での大規模食中毒事故、それ以後の異物混入騒動、さらにはBSEに端を発した食品偽装表示問題は、事故の本質は違うにせよ、食品の安全・品質管理を原点に戻って見直さなければならない警鐘とも捉えられる。
本特集では、食品の安全・品質管理技術を、いくつかの視点から見直し、食の安全性と品質について考えていく。
バックナンバー
安全管理の機器資材<防菌・防カビ塗料、塗り床剤、抗菌資材>
- 食事や食材の保存は「とりあえず冷蔵庫に入れる」-食品の保存に関する調査(2023年) 2023年6月7日
- 機能研究が進むトコトリエノール 2023年6月5日
- 【2023年6月号】特集/AI×分析・検査技術の可能性 2023年6月1日
- DHA・EPA協議会、新会長は鷹谷公博氏 2023年5月31日
- グアーガム分解物を機能性関与成分とする機能性表示食品の冷凍宅配食、6/1より発売 2023年5月30日
- タモギタケ抽出物「エルゴチオネイン」で持続的注意力低下改善の特許を取得 2023年5月29日
- 一般社団法人細胞農業研究機構が設立総会を開催 – 細胞農業によるサステナブル社会の実現を目指す 2023年5月26日
- 太陽化学、顆粒化および最終商品への加工に対応したIDT工場を竣工、11月より本格稼働 2023年5月25日
- 食品・飲料分野の市場レポート発刊を開始「ミンテルジャパンレポート」(MINTELグローバルトレンドレポート23) 2023年5月24日
- 023年1-3月期における豆乳類の生産量は前年同期比94.5%、無調整豆乳はほぼ同量 2023年5月19日