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【注目の人参】免疫対策・フェムケアなど新分野へ利用拡大

健康食品市場には、高麗人参、アメリカンジンセン、田七人参など様々な人参素材が流通している。最終製品は、ドリンク、錠剤、エキス、カプセル、茶製品など多種多様。コロナ禍においては、免疫対策として再評価され、近年はフェムケア訴求など美容分野での新たな用途開拓も進んでいる。製法やエビデンス構築が進む各素材の特徴や新知見などをレポートする。

世界的に需要高まる高麗人参

 高麗人参市場は世界的に拡大傾向にある。市場調査会社Global Growth Insightsによると、2025年の世界の高麗人参市場規模は8,401.75百万米ドル(前年比9.2%増、日本円で約1兆2,400億円)に。国内でもコロナ禍で新規ユーザーの開拓が進んだ「免疫対策」について、北米やアジア太平洋地域におけるサプリメント需要の増加が高まっているほか、滋養強壮・疲労回復の代表素材として定番のドリンクとともに、アンチエイジングやフェムケア訴求など新たな用途開拓、化粧品としての採用などが進んでいる。通販やドラッグストア以外に、ミレニアム世代を中心にフィットネスを意識した需要も急増しており、同 調 査 で は、2033年までに市場規模16988.33百万米ドル(2025年比102%増、同約2兆5,000億円)に拡大すると予測している。

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