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常磐植物化学研究所創業70周年記念シンポジウム、植物化学シンポと共催

常磐植物化学研究所創業70周年記念シンポジウムが19日、第56回植物化学シンポジウムと共催で東京大学薬学部総合研究棟講堂で開催され、大学関係者や研究者、企業ら100人超が参加した。

㈱常磐植物化学研究所社長取締役社長の立﨑仁氏は、植物化学シンポジウムとの共催について、「創業70周年を一般的な祝賀会とは一線を画した形で祝いたいと考え、各界の先生方の協力を仰ぎながら、構想7年、5年の準備期間を経て実現した」とし、「本日は前会長(故立﨑隆氏)の誕生日でもあり、存命なら77歳」と感謝の意を述べた。

共催者講演では、「KPMF-8:抗老化化合物としての可能性」をテーマに講演。長寿遺伝子(SIRT1)活性化および抗糖化素材のスクリーニングで強い活性を示した黒ウコンエキスの特徴成分ポリメトキシフラボノイド(KPMF)について発表した。

同社は、KPMFを高含量に精製し、総ポリメトキシフラボノイド15%以上で規格した黒ウコンエキス『SIRTMAX®』を供給。講演では、in vitro試験で確認した『SIRTMAX®』のSIRT1活性化作用および抗糖化作用のほか、酵母を用いたin vivo試験による細胞老化遅延作用、自然発症肥満Ⅱ型糖尿病(TSOD)マウスによる体重増加抑制作用および内臓脂肪蓄積抑制作用、インスリン抵抗性改善作用などに言及。

ヒト臨床試験では、『SIRTMAX®』摂取による体重および腹囲の低下作用、空腹時血糖値の改善作用、血中AGEsの改善作用、血管年齢(CAVI値)改善作用などを報告。さらに、HbA1cの改善作用、涙液量改善作用、脂質改善作用、SIRT1mRNA発現量の増加などにも言及した。

結びに、KPMF-8の新たな合成条件を確立し、特許申請や研究用試薬「Puresirtmax」を商標登録したことなどに言及。「安価にグラム単位の試薬提供が可能になることで、生体レベルの機能性探索が可能になる」と強調した。

会場では、ノースキャロライナ大学薬学部特別教授・李國雄氏による特別講演も行われ、ボタニカルドラッグの開発や、漢方薬のレギュレーションなどに関する最新情報も報告された。

また、同社70周年記念事業の一環として、植物化学シンポジウム初の試みである学生と若手研究者によるポスターセッションも開催。東京大学大学院農学生命科学研究科の張迷敏氏による「The activation mechanism of human SIRT1 by KPMF-8」ほか、千葉大学大学院医学薬学府薬学研究院の野﨑はるか氏と、東邦大学薬学部生薬学教室の大月興春氏の3人に優秀賞(松尾仁賞)が贈呈された。

 

㈱常磐植物化学研究所 社長取締役社長 立﨑仁氏

 

 

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