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21年健食市場、微減の1兆2,700億円 「免疫」「フェムテック」等、注目度上昇

2021年の健康食品市場規模は、本紙の推計で前年比0.3%減の約1兆2,700億円となった。健康志向の高まりを背景に、通信販売と薬系店舗がさらに拡大した一方、訪販・MLMチャネルでは、長引くコロナ禍の影響を受けた。緊急事態宣言もあり、百貨店等の食系店舗も伸び悩んだ。

とはいえ、全体では過去3番目の市場規模。青汁、乳酸菌、プロテインといった素材が市場を牽引する中、NMN、プラントベース、フェムテックといった新たなトレンドも萌芽している。

先の見えないコロナ禍の中、越境ECなど海外展開で成功する企業もある。健康食品は日々の健康維持・増進に加えて、睡眠の質、ストレス、疲労、認知機能、冷え、口腔ケアなど、人々の広範な悩みをケアするのにも役立つ。コロナによって高まった健康志向を受け止めるものとして、健康食品市場は大きなポテンシャルを秘めている。

■ 健食ネット通販支出、60代が急伸

コロナショックが吹き荒れた2020年。統計局の家計調査では、2020年の「総世帯」の支出全体は前年比6.5%減と大幅に落ち込む一方、ニーズが増加した健康食品支出額は同2.9%増と伸びた。

この流れは2021年に入り風向きが変わる。毎月発表される「2人以上世帯」対象の家計調査を見ると、2021年1〜10月の健康食品支出額は前年同期比5.8%減。前年伸びた反動が出ている。

伸び続けるネット通販も、2021年に入り変化が生じている。ネット通販支出に特化した「家計消費状況調査」では…

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