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【毛髪・頭皮ケア】コロナ以降もホームケア需要が定着

コロナ禍に需要が高まったホームケアが市場に定着。髪や地肌に優しい植物由来の中高価格帯シャンプー・トリートメントはドラッグストア、バラエティストア、ECサイトで引き続き好調だ。固形シャンプーやトリートメント分野では、海外製品が中心だったが、今年6 月に国内大手の牛乳石鹸共進社が市場に参入。バラエティストアを通じて拡販をスタートさせた。一方、コロナ禍の生活環境の変化により、アウトバス製品が大幅伸長。経済産業省の生態動態統計でも、今年1〜6月前年同期比16%増となっている。育毛剤市場も堅調で、『ニューモ育毛剤』は販売累計2,200万本を突破。『チャップアップ』『スカルプD』も市場に定着し、サプリメントとクロスセルでの販売も増加している。こうした毛髪・頭皮ケアの市場の活況を受け、健康食品・化粧品原料サプライヤー、受託メーカー各社は機能性原料の提案を進めている。

中高価格帯のシャンプー トリートメントが市場を牽引

2022年の生産動態統計によると、染毛料を除く頭髪用化粧品の出荷額は、約1,500億円と引き続き大きな市場を形成している。コロナ禍では外出機会が減り、ホームケア需要が拡大。コロナ収束に伴い、特需の反動はあったものの、市場は堅調に推移している。
昨今の毛髪・頭皮ケア市場を牽引するのは、中高価格帯のシャンプー・トリートメントだ。I-neの『BOTANIST』シリーズや『YOLU』シリーズ、ヴィークレアの『&honey』シリーズなどが広告宣伝を活用し、ブランディングに成功。ECサイト、セレクトショップなどで爆発的に販売を伸ばした。その後、ドラッグストアに販路を拡大し、中高価格帯のシャンプー・トリートメントを市場に定着させた。その流れに、大手化粧品メーカーも追随。大手ドラッグストア各社も中高価格帯のPB製品の販売を進めるに至っている。

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