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【ローヤルゼリー】老舗企業の奮闘で市場維持

健食分野でも最も古い素材の一つローヤルゼリー(RJ)。21~22年度は2年連続で300億円台をキープしたものの、23年度は再び295億円と微減した。それでも、機能性表示食品やドリンク向けの採用が増える等プラスの要因も。原料および最終製品のメーカーへの取材からは、「輸出が好調」「前年比変わらず堅調」「スポーツ系の大会に出店して2年連続増加」などの声が聞かれた。近年、GABA+RJ、ウコン+RJほか、プロテインに配合するなど副素材としてもニーズが高まっている。エナジー用途に加え、フェムケアや健脳向け用途開発にも期待が掛かる。

RJ 輸入量300t割る

全国ローヤルゼリー公正取引協議会が3月12日に開催した「令和6年度定時総会」で理事の水谷氏は、「2023年のローヤルゼリー(RJ)およびハチミツ市場は、共に前年比減少が予想される。しかし、RJ、ハチミツ共に長年人々の健康に寄与し、研究開発も活発になっている。会員企業が新たな年に向け躍進していく」と話した。RJ公正取引協議会によると、同協会が2023年度に発行した証紙枚数は42万7,200枚(公取協交付分)、21万4,400枚(自己発行分)で、合計 64万1,600枚(前年比3%減)となった。前年の18%減と比較して落ち幅は低いが、RJ販売の減少が続く。同協議会の会員数は、1社増え172社となった。財務省の通関統計によると、2023年のRJの輸入量は240t(2021年308t)となり、2 年連続で300t台を割った。通関統計量では、生RJと粉末RJが混在しているが、生RJは粉末の倍近く輸入されていると言われる。海外から生のまま冷凍で輸送され、国内でFD化する例が多い。主な輸入国は中国が 9割以上を占め、台湾、タイと続く。。。。

 

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