経済産業省と特許庁は今年、「不正競争防止法」ならびに「商標法」の一部改正を行った。前者は模倣品対策の強化・営業秘密保護強化目指したものであり、後者は地域名と商品名を組合わせた文字商標を大幅に認めることで地域の活性化を図ろうとするものである。同省庁は今年6月から7月にわたって全国21ヵ所で説明会を開催し、両法改正に対する理解を広く関係者に求めてきた。「改正不正競争防止法」はすでに先月1日より施行されているが、「改正商標法」は来年4 月1日より施行される。本特集では特に商標法の改正にスポットを当て、その概要と今後の対策を探る。