調査会社GALLUPが米国で行ったアンケートでは、54%の人が「アルコールを摂取する」と回答し、この数字は86年前に調査を開始して以来最低の数字となった。また、53%の人が「1日に1~2杯の飲酒は健康に有害である」と回答。2018年の調査でこのように答えた人はわずか28%だったことから、近年の健康への意識の高まりが表れている。
アルコール消費量についても、過去1週間に飲んだ平均酒量は2.8杯にまで下がり、1996年以来の最低を記録した。
特に若年成人(18歳から34歳)ではアルコール消費量の減少が著しく、2年前と比較しても、飲酒する人の割合が59%から50%と9ポイント減少した。また、共和党支持者と民主党支持者の間にもアルコール消費量の差があることがわかった。共和党支持者は46%、民主党支持者は61%が飲酒するという。
また、機能性飲料市場の拡大もこの傾向の要因の1つだ。例えば、米国のLittle Saints社では霊芝エキスやヤマブシタケエキス配合のノンアルコールカクテルを発売。イギリスのPrime Time BeersブランドではマグネシウムやビタミンB12を配合した集中力向上、疲労回復のための低カロリー、グルテンフリービールを発売した。
[2025.9.3][https://www.ingredientsnetwork.com/]













