『食品と開発』誌面から

明色化、安定性向上、輸出対応への取組みが活発化―食品用着色料の市場動向【食品と開発 11月号市場動向】🔒

食品用着色料は、見た目のおいしさや季節感を演出するとともに、加工食品の補色や退色をカバーする役割をも担う。市場が拡大するグミキャンディをはじめ、飲料やデザート、菓子・パン類、激辛食品、グリーンスイーツなど現在の食品人気を下支えするのにも着色料が一役買っている。

最近は中食・内食ニーズの高まりから、惣菜類やおつまみ類、代替原料へのアプローチも増え、おいしさ・賞味期限延長の観点からも安定性の高い着色料ニーズが高い。従来品に比べ鮮明さや明色化が図られた着色料開発が活発化しており、他着色料からの切り換えや用途拡大を模索する動きもある。その一方で、色素原料事情の悪化に伴う原料高や物流・操業コストの上昇、円安為替などが響き、天然系、合成系いずれの色素とも、ここ数年、製剤の価格改定をせざるを得ない状況が続いている。

米国市場で石油由来合成色素を段階的に排除する動きは、世界の色素原料相場にも影響を与えているとみられ、今後着色に利用される天産物の動向も注視せざるを得ない。一方、今年8月には日本発のクチナシ青色素が米国食品医薬局(米国FDA)に飲料・キャンディ類で認可されたこともあり、日本産加工食品の海外輸出を視野に入れた展開にも拍車がかかることが期待される。

本特集では天然系を中心に原料事情とメーカーの動向を紹介する。

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』11月号にてご購読いただけます。

食品と開発2025年11月号

【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術

『食品と開発』誌面から

高機能サプリメント開発のための製剤化技術【食品と開発 11月号市場動向】🔒

食品開発をサポートする技術-原料不足への対応も 2026年に向けて提案するフレーバー【食品と開発 11月号市場動向】🔒

関連記事

  1. 【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術 リポソーム化粉末が拓く有用成分の生体利用率向上:吸収困難なビタミ…
  2. 食品と開発7月号特集3 おいしさの維持と環境貢献~製剤化技術によるアプローチ~【食品と開…
  3. 唐揚げ ナガセヴィータの「トレハ®」は発売30周年 ー これまで培ってき…
  4. プロバイオティクス 多菌株プロバイオティクスによる腸内細菌叢の回復と下痢の緩和【食品…
  5. 食品と開発7月号特集5 酸化防止成分の相乗効果を応用した飲食品の賞味期限延長【食品と開発…
  6. 食品と開発 5月号特集1 食物アレルゲン低減を目指した技術-アレルギー症状を引き起こさない…
  7. 食品と開発2025年9月号特集I-1 食品製造業の課題とバリューチェーンの再構築【食品と開発 9月号特…
  8. 食品と開発2025年8月特集3 食品産業の未来を変えるロボットフレンドリーによる世界初 惣菜盛り…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP