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「セレノネイン」を含むセレン化合物―血管内皮細胞への酸化LDLの吸着抑制の特許取得

エル・エスコーポレーションは、「セレノネイン」を含むセレン化合物で、血管内皮細胞への酸化LDLの吸着抑制における特許を取得したと発表した。

発明の名称:セレン化合物有組成物  特許番号:第7598656号

同社は、動脈硬化を引き起こす大きな要因となるLDLコレステロールと、古くより循環器に良いとされる青魚に多く含まれるセレノネインに着目し、セレノネインによるLDLコレステロールの血管内皮胞細胞への吸着抑制試験を行った。

すると、コントロール群と比べて、セレノネイン存在下では濃度依存的に血管内皮細胞への吸着抑制が確認されたことから、この度の特許取得に至った。

これを機に、機能性表示食品、サプリメント、病者用食品、一般食品、ペットフードの分野まで利用可能性を追求していく。同社はセレノネインのリーディングカンパニーとして更なる社会貢献に努めていく。

※セレノネイン(有機セレン化合物)
サバやマグロなどの回遊魚に含まれる、強力な抗酸化能をもつ新規物質。
高血圧や脂質代謝異常などの生活習慣病予防や、抗疲労機能が注目されている。
エル・エスコーポレーションでは、国産サバを原料としたセレノネイン含有素材「サバペプチド」を販売している。

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