『食品と開発』誌面から

食品産業の可能性を広げる乾燥技術 ~ロングライフ化や付加価値向上、SDGs 貢献への展望~ 【食品と開発 12月号 支援技術】🔒

乾燥は古くから農産物、水産物の保存法として最も普及してきた方法で、食品工業として装置化された始めもやはり農産物、水産物の乾燥から始まった。食品の被乾燥物のうち最も多いのは穀類で、農産物ではその他豆類、茶、野菜、果物、キノコなど。水・畜産物では魚介類の干物、ワカメ、ヒジキ、粉乳、卵・畜肉のフリーズドライなどが身近な乾燥食品だ。

あらゆる食材、食品で使われる乾燥装置だが、原理別ではシンプルな熱風・伝熱乾燥が最も多く、その他、凍結乾燥、噴霧乾燥、送風乾燥、真空減圧乾燥、マイクロ波乾燥など、被乾燥物の性状、目的の品質、生産性などの観点から使い分けられている。

食品の乾燥は確立した分野だが、近年は乾燥と加熱、混合攪拌、分離などの技術を同時進行させる複合化技術や生産効率を挙げながら省エネ化を図る技術、脱炭素を実現する技術など、+αの開発が求められている。本稿では、製品の高付加価値化、SDGs貢献で注目される、乾燥装置の開発の最新情報を紹介する。

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食品と開発2025年12月号

【2025年12月号】特集/調理・調味における美味しさと適塩の両立

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