技術・機器の記事

HACCPに沿った衛生管理を導入済み事業者は23%―HACCP導入状況実態調査結果(農水省)

農林水産省 食糧産業局は、6月26日に「令和元年度 食品製造業におけるHACCPに沿った衛生管理の導入状況実態調査結果」を公表した。調査を実施したのは本年1月14日~2月28日(状況の時点は昨年10月1日現在)。調査対象は「食料品製造業」及び「飲料・たばこ・飼料製造業(製氷業、たばこ製造業及び飼料・有機質肥料製造業を除く)」を営む事業者。

■導入済み+導入途中が4割
HACCPを「導入済み」と答えた事業者は22.5%で、「導入途中」を加えると40.5%となった。また、「導入を検討している」は21.0%、「導入未定」は18.9%であり、「HACCPに沿った衛生管理をよく知らない」事業者は19.7%であった。

■事業規模により導入状況に大きな開き
導入状況は規模別で大きな開きがあり、売上規模が100億円以上の事業者では9割が「導入済み」であるのに対し、売上規模が小さくなるほど割合は下がり、売上規模5,000万から1億円未満及び5,000万円未満の事業者では1割程度となっている。

■HACCP導入による効果
入(済み+途中+検討)と回答した事業者にHACCP導入による効果を聞いたところ、「品質・安全性の向上」が85.7%と最も多く、次いで「従業員の意識の向上」(73.1%)、「企業の信用度やイメージの向上」(55.2%)、「クレームの減少」(45.4%)となった。

■問題点は費用や手間
導入(済み+途中+検討)と回答した事業者に、HACCP導入にあたっての問題点を聞いたところ、「施設・設備の整備に係る資金」が43.0%と最も多く、次いで「HACCP導入手続きの手間(金銭以外の手間)」(37.0%)、「従業員に研修を受けさせる時間的余裕がない」(32.4%)であった。また、導入未定の事業者に未定の理由を聞いたところ、「施設・設備の整備に係る資金」(62.3%)が最も多く、次いで、「HACCP導入までに係る費用(コンサルタントや認証手数料など金銭的問題)」(47.0%)、「HACCP導入後に係るモニタリングや記録管理コスト(金銭的問題)」(35.4%)であった。

詳細はこちら⇒ https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kigyo/200626.html

関連記事

  1. 新資源としての藻類研究を加速化する可搬ユニット型の微細藻類培養装…
  2. GMP対応機能搭載の高機能水分計をお披露目
  3. 食品CROを設立―より客観的な評価を目指した新指標も導入
  4. 無線通信最長2.5kmまでカバー 温湿度データロガー管理システム…
  5. Bluetoothでスマホやタブレットにデータ送信できる
  6. 鮮度保持とHACCP制度化で注目
    窒素ガス発生装置と除菌フ…
  7. 不快な臭いがよい香りに変化
    ―裾野広がるシキボウの消臭加工…
  8. 高品位・高速印字を実現 自動洗浄機能で省人化を支援

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP