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【抗糖化】美容からロンジェビティ領域への提案広がる

 老化に関わる要因の一つとして認知が広がる「糖化」。肌のくすみや弾力低下などを切り口に形成されてきた抗糖化市場で、糖化反応の中間体や脂質の酸化によって生じるアルデヒドに着目した研究が進んでいる。原料各社は、AGEs(終末糖化産物)の生成抑制に加え、反応性の高い物質を捕捉する「アルデヒドトラップ」など、作用機序を掘り下げた提案を展開。美容を入り口に、ロンジェビティ領域を見据えた素材開発へと可能性が広がっている。

 糖化は、糖やその代謝に由来する反応性物質がタンパク質などと非酵素的に反応し、AGEsを形成する一連の過程。コラーゲンなど寿命の長いタンパク質への蓄積は、組織の柔軟性や機能に影響する。一部のAGEsは受容体「RAGE」を介して炎症や酸化ストレスを促すことも知られ、全身の加齢変化に関わる課題として研究が進む。近年注目されるのが、AGEs生成の「上流」への働きかけだ。糖代謝や脂質酸化に
伴って発生するメチルグリオキサール(MGO)などの反応性カルボニル化合物は、タンパク質の修飾やAGEs生成に関与する。食後血糖への配慮に加え、こうした物質の捕捉や処理機構に着目することで、
糖化ストレス対策の選択肢を広げる考え方だ。2025年11月に学術誌「Aging」に掲載された研究では、血管への影響が報告された。MGOを投与したマウスで大動脈の硬さが増し、培養したヒト血管内皮細胞
では細胞老化関連指標が上昇したことを確認。糖化ストレスを低減する複合成分によって、これらの変化の一部が抑えられたという。動物・細胞段階の知見だが、血管老化への関与を示す研究として注目される。

続きは、本紙11月4日発行号(1847号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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