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【オーガニック&ナチュラル】「ギルトフリー」「伝統製法」など、マーケティングのヒントに

農薬・化学肥料不使用の食品摂取や、添加物を避けるライフスタイルが近年注目を集めている。日本政府による「みどりの食料システム戦略」の推進ほか、「鮮度」「旬」「最小限の加工」を重視する日本の食文化も市場を後押し。子育て世代のほか、昨今では20~30代男性といった新たな顧客層も獲得している。2024年のナチュラル加工食品市場(オーガニック・無添加・自然由来)は約2,580億円(IMARC調べ)。今後は年率約 9.7%で成長していくと予測している。

食品の安全性・品質に脚光 若年層などの新規ユーザーも

健康志向や環境意識の高まりを受けオーガニック食品や自然派商品の需要が高まっている。購入層は販売チャネルごとの特性があり、EC(オンライン)は若年層や子育て世代、地方在住者。自然食品専門店では高齢者層や健康志向層、富裕層。ドラッグストアでは女性や健康志向層などが目立つ。昨今ではコロナ禍を発端とする食品の安全性・品質を見直す機運の高まりから、若年層や男性層の新規ユーザーを取り込んだ。自然食品店・あしたばによると、「健康意識や自然環境に興味・関心が湧いたという声が目立つようになった。SNSなどから得た情報も意識を高めた要因のひとつ」と指摘する。

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