執筆者
㈱ Japonte 代表取締役 江口 典孝
はじめに
第二次安倍政権は、日本の農林水産品・食品の輸出額を2020 年までに1兆円に引き上げることを目標として掲げた。その結果として同輸出額は、2012年の約4,497億円から12年連続で増加し、2024 年には1.5 兆円を初めて突破した。
少子高齢化の進行により食の国内市場の成長が鈍化する一方、日本食は健康志向を背景に、海外市場での需要が拡大している。特に、アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国では寿司、ラーメン、天ぷらなどの日本料理店が増加し、現地系スーパーマーケットの惣菜コーナーではパック寿司やおにぎりが販売されている。今後は海外の家庭における日本食の普及にも期待ができる。
ここでは、弊社が得意としているEU向けの加工食品の輸出におけるポイントをその実例を用いながら紹介して参りたい。
1.EU向け加工商品輸出を進めるにあたって
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