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廃棄になるパスタをビールの原料にアップサイクル

イギリスのBEYOND BELIEF BREWING社は、麦芽の50%を廃棄パスタで代替したアップサイクルビールを製造している。規格外のもの、変形しているものなど、廃棄となるパスタを食品メーカーから引き取り、ビールの原料として使用する。同社はこのビールの新しい製造プロセスの特許を取得済みで、様々な種類のパスタを使ってビールに色味などの特性を与えている。

現在、食品の3分の1は廃棄されていると言われており、同社はそのようなフードロスの現状を改善すべく、アップサイクルビールを作っている。1本の缶ビールで、およそ1食分のパスタを廃棄から救っているという。フードロス削減に加え、通常のビールと比べて大麦の使用量を削減することで、大麦の栽培や麦芽を作る工程で発生する二酸化炭素の削減も実現している。

パスタ以外の廃棄予定食材もビールの原料として引き取っている。例えば、西アフリカで栽培され、ヨーロッパへ輸送中、あるいは保管中に傷んでしまい、販売されないマンゴーを使ってマンゴーペールエールを製造した。今後も醸造規模を拡大し、廃棄となる食品をアップサイクルして食品システムに取り入れることへの関心を高めることを目指す。

[How beer is eating into the food waste crisis] [https://www.foodnavigator.com/Article/2025/03/31/how-much-food-is-wasted-around-the-world/] [2025.3.31]

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