フロイント産業は、このほど「生産性および自動化を飛躍的に向上した錠剤コーティング装置の開発」により「第25 回製剤機械技術学会仲井賞」を受賞した。
「製剤機械技術学会仲井賞」は、製剤機械技術の進歩・発展に寄与した個人またはグループの功績を称えるため、一般社団法人製剤機械技術学会が設立。
今回の受賞対象となった「生産性および自動化を飛躍的に向上した錠剤コーティング装置の開発」は、同社が開発した新型コーティング機HICOATER HV(ハイコーターハイファイブ)(写真)に関するもの。
本製品は、新たなコーティングパンの採用により、コーティングの均質化を実現するとともに、コーティング時間を約40%短縮することが可能となった。この削減量は、約9,300 本の杉の成木が吸収するCO2 量に相当する。また、吸排気機構の最適化により、パン洗浄作業がより簡便になり、洗浄時間を約50%、使用水量を約30%削減できる。(※)さらに、自動錠剤サンプリング・計量機構による工程管理の自動化も実現した。
(※)同社試算による参考値であり、実際の数値は諸条件により異なる場合がある。
