技術・機器の記事

光を用いた非破壊測定により魚など成分分析やブランド化に貢献

オプトメカトロは、成分分析などの非破壊計測技術をベースにアプリケーションを展開し、漁港や加工現場における魚の脂身測定や食品エキスの成分分析など様々な分野で成分分析や付加価値向上に貢献している。

物質や生体内に入り込んだ光によって物質内部の情報を伝達する特長を生かした光成分分析計は、非破壊、非接触計測なのが特長。同社の光成分分析計は、分析装置部と得られたデータを解析し、目標の結果を表示・選別する機能に分けられる。現象を正確に測定することと、そのデータから注目する物質の状態を推定する検量モデルの開発や作成を行うことができる。

応用分野は農水産、食品、工業製品材料、バイオ分野など幅広く、製品選別、ブランド化、工程管理、材料分析に活用されている。

●魚の脂質の定量化と現場における応用

魚の脂の乗りは、消費者が期待する美味しさを決める一つの要素となっている。本装置は小型・軽量な特長を生かし、漁港などに持ち込んでマアジやマサバ等の魚脂量を非破壊測定で行うことができる。

魚脂の推定には、近赤外光を魚体に照射させた反射光の吸光度2次微分値と化学分析値から魚脂を推定する検量モデルが必要となる。ユーザーサイドで検量モデルを作成することも可能だが、予め作成された検量モデルを利用してマアジ、マサバ、アカムツ、マアナゴ、切り身サーモン、ブリ用途に適用可能となっている。

実際の運用例のひとつである島根県では、本装置を利用して脂の乗りの評価を行うことで魚のブランド化(どんちっちアジ)と水産物の単価向上に成功している(図1)。このほか、アカムツやアナゴについてもブランド化への取り組みが行われている。今後は甲殻類への応用や加工食品への応用も期待されている。

図1
図1

●防水型受光窓、長寿命、モバイル性を活かした運用

本装置は、インタラクタンス法により測定された吸収スペクトルの脂量に関連する 波長の吸光度2次微分値から脂の定量化を行うことが可能。分光器には小型な凹面型回折格子を採用し、防水型の受光窓、高寿命な近赤外ランプを搭載することで長時間 運転を実現している。

 また、超小型センサの搭載により小型・軽量でハンディーな装置となっており、現場での脂質量測定が可能。Bluetoothによりスマホなどモバイル端末機とワイヤレスで連動できる。取得データは、csv形式で出力されPC等にて容易に編集・分析することができる(図2)

図2
図2

腸内環境改善効果が確認された機能性甘味料「L-アラビノース」

スマホ活用・食品表示デジタル化へ 食品表示へのデジタルツール活用検討分科会とりまとめ

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