2026 年 の Natural ProductsExpo Westでは、健康志向の高まりを背景に、乳製品分野と飲料分野の双方で新たな方向性が示された。特に乳製品では、従来の栄養価に加えて機能性を強化した製品が目立ち、プロバイオティクスやプレバイオティクスを取り入れたヨーグルトや乳製品が増加するなど、腸内環境に配慮した設計が進んでいるとされる。こうした動きは、日常食品の中で健康価値を高めようとする流れの一環と位置づけられている。
また、たんぱく質強化のトレンドは乳製品にも波及しており、ホエイなど動物由来たんぱく質を活用した製品や、従来のカテゴリーを超えた高たんぱく質食品が広がっている。こうした製品は、栄養密度を重視する消費者ニーズに応える形で多様なフォーマットに展開されている。
一方、飲料分野では「パーソナライズ」が重要なテーマとして浮上している。消費者が自身の健康状態やライフスタイルに合わせて飲料を選択する傾向が強まっており、機能性成98 食品と開発 Vol. 61 No. 5GNG グローバルニューストピックス分(電解質、プレバイオティクス、アダプトゲンなど)を組み合わせた製品が多数登場している。これにより、飲料は単なる水分補給ではなく、健康目的に応じて設計されるものへと進化しつつあると分析されている。
さらに、こうしたイノベーションの背景には「Foodas Medicine」の考え方が広がっている点がある。消費者は味や利便性だけでなく、腸、エネルギー、気分など複数の機能を同時に満たす食品・飲料を求める傾向が強まっており、製品設計は「多機能化」へと進んでいる。総じて、Expo West 2026では、乳製品の高機能化と飲料の個別最適化という2つの軸を通じて、食品・飲料がより“パーソナルな健康ソリューション”へと進化していく方向性が示されたと考えられている。
出典New HopeNetwork(2026年3月17日)
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