食品素材の記事

植物エストロゲン成分を含んだ新素材「アグアヘエキス」

オリザ油化では、エストロゲン成分を含んだフルーツ「アグアヘ」を原料とする「アグアヘエキス」を上市した。植物エストロゲンのレスペフロリンG8を規格化したもので、オイルタイプ、粉末、水溶性乳化液を揃えている。

アグアヘはペルーやブラジルのアマゾン川上流域で栽培されているオオミテングヤシの果実。現地ではジュースやアイスキャンディーなどに加工され食されている。これまでは女性ホルモン用作用を示す成分の本体が解明されていなかったが、同社の2年にわたる成分研究の結果、アグアヘの植物エストロゲンが、プテロカルパン類のレスペフロリンG8と8-ヒドロキシホモプテロカルパン(8-HHP)であることを、世界で初めて解明した。

この2成分のエストロゲン活性の強さを調べ、大豆イソフラボンに含まれるダイゼインの1/10、ゲニステインの1/125程度のマイルドな女性ホルモン用作用を示すことを明らかにしている(特許出願中)。また、乳がん由来細胞をエストロゲン存在下でアグアヘ成分と培養したところ、乳がん治療薬のタモキシフェンと同様に細胞の増殖を抑制したことも確認した。この現象は大豆イソフラボンには認められていない。

これらのことから、アグアヘの植物エストロゲン成分は、エストロゲン不足のときに緩和な女性ホルモン用作用を示し、女性ホルモンが足りているときには異常な細胞増殖を示さない、副作用のリスクの極めて低い植物エストロゲンであると考えられた。

また、女性によるモニター試験では4週間の摂取により、生活QOLアンケートにおいて身体の痛み、活力、社会生活機能、精神的側面のQOLの有意な改善をみている。

ウエノフードテクノ、食品に貼りつきにくいアルコール揮散剤「ETパック®SX」に本腰

Roquette(ロケット)社、東京の食品技術センターを拡張

関連記事

  1. カーボンニュートラルを実現した腸内環境改善素材
  2. 卵殻膜粉末「Ovomet®」―「ベジコラーゲン」の商標登録が完了…
  3. 抗疲労 サンクト、GABA・クレアチンで疲労回復提案 神田の研究拠点サン…
  4. しょうゆ代替が可能な粉末酵母エキス
  5. Galactic社中国工場 「GALIMAX」など発酵由来粉末素材の生産能力を強化
  6. 腸内環境 タイトジャンクション構造を整え、腸管バリア機能を保護する乳酸菌
  7. デュポン、複数菌株・高用量のプロバイオティクス製剤の メリットを…
  8. BASF、天然バニリンなど世界の天然香料市場に参入

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP