関連トピックス

三井製糖2020年賀会、「甘味のプロ」として顧客の問題に取り組んでいく企業を目指す

代表取締役社長 雑賀大介氏

三井製糖は2020年賀会を1月10日に都内で開催した。代表取締役社長の雑賀大介氏は年頭の挨拶で、昨年の出来事を振り返りながら本年の抱負を語った。

(以下、挨拶の一部を要約)
昨年はスプーン印60周年、三井製糖という社名になって50周年の年であった。昨年は年始に「変わらないために変わる」という目標を掲げ、1年を過ごしてきた。
■昨年は
・家庭用砂糖は、60周年のアニバーサリーデザインの製品を発売した。9月には使いやすいスタンドパックの400g入り製品を発売。これが受け入れられ、グラニュ糖や中ザラ糖と製品が拡充している。
・「スローカロリーシュガー」(関与成分:パラチノース)が機能性表示食品として受理された。マラソンランナーなどにも大変好評で、今後さらに需要拡大の期待がかかる。
・生産分野では、一昨年から各工場の設備を見直し、安定供給できる体制を構築。
・海外では、中国でのプロジェクトとして合弁企業「中糧糖業遼寧有限公司」を設立し、供給体制の強化を図った。シンガポールやタイにも社員を派遣している。

■本年は
・国内の生産基盤をさらに足固めし、安定供給に備える。
・少子高齢化や働き方改革を背景に、家庭で料理を作る機会が減少する。さらに砂糖に対する考え方が大きく変化しているなか、砂糖をコモディティとして販売するだけでなく、ソリューション提案を考えていくべき。「甘味のプロ」として顧客の様々な悩みに応えていける企業を目指す。
・砂糖における、ビールに対するノンアルコールビール、タバコに対する電子タバコのような位置づけの製品の必要性も感じている。

60周年アニバーサリーデザインパッケージ

パラチノースを配合した製品の数々

無添加表示・不使用表示の是正や添加物の有用性・安全性を啓発
日本食品添加物協会「令和2年賀詞交歓会」開く

機能性食品に関連する研究が一堂に、「第16回ファンクショナルフード学会」開く

関連記事

  1. アサイーの造血機能に関する研究を発表
  2. 食品と開発 無料ウェビナー開催―工場の「属人化」と「生産性の低さ…
  3. レトルト食品等の個別表示ルール改正・廃止に向けて議論
  4. 分析技術の進歩で可能になる機能性成分など微量分析技術を発表
  5. 木の実類の食物アレルギーの割合が増加
     「即時型食物アレル…
  6. CP Kelco、バイオガム2工場の生産能力を拡張へ
  7. 機能性素材の普及、甘味食品の試験検査業務を活動の軸に
  8. 食品と開発 ニュース 境港工場の被災事故のお詫びと概要を報告

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP