『食品と開発』誌面から

美味しさの見える化で何ができるか?【食品と開発 4月号特集2】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

㈱インテリジェントセンサーテクノロジー 代表取締役社長 池崎 秀和


はじめに

「世界初の味覚センサ技術による食品業界のイノベーション」で、2023年2月に九州大学高等研究院の都甲潔特別主幹教授と筆者は経済産業大臣賞(技術経営・イノベーション大賞)を受賞した。ひとえに食品や医薬品のプロフェッショナルである味覚センサのユーザーのお陰である。味覚センサのユーザーにセンサ開発の方向性を教えて頂き、一緒に研究開発を行って頂き、また、ビジネス活用を教えて頂いた。

味覚センサの技術的進歩と美味しさの見える化の要望により、納入実績は述べ700台を突破した。研究機関のみならず食品メーカー、医薬品メーカー及び流通小売に導入され、ビジネス活用されるようになってきた。

風味は、味覚だけでなく、臭覚、触覚や視覚の総合的な感覚であるが、風味の一部の味覚だけでも見える化によりビジネスに役に立つことわかった。官能検査は非常に重要であり、食の多様化にともない、ますます官能検査が大変になってきている。味覚センサはその官能の精度を上げるためのツールである。

本報告では、味覚センサのデータとPOS データ、価格や地域差のデータを組合すことで、多様な美味しさを見える化でき、美味しさの感受性が違う人々をつなぐ可能性を示す。

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』4月号にてご購読いただけます。

【2025年4月号】特集/美味しさの見える化

『食品と開発』誌面から

プラントベース認証スタート “第三の選択肢”で日常食を狙う 一般社団法人Plant Based Lifestyle lab

DHA・EPAの重要性再確認とさらなる普及に向けて

関連記事

  1. 食品と開発2025年9月号特集I-2 食肉業界における持続可能な原材料調達に向けた取り組み【食品と開発…
  2. 食品と開発 5月号特集3 事故を未然に防ぐアレルゲン管理―的確な管理のための検査キット活用…
  3. 食品と開発2025年8月特集4 キッコーマンフードテックのスマート化新工場の紹介【食品と開発 8…
  4. 【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術 難吸収性成分の「持続的な吸収」をサポートするクリルオイルの可能性…
  5. 食品と開発2025年8月特集2 食品製造業における生産性向上等の実態調査【食品と開発 8月号特集…
  6. A bottle of milk with a green farm in the background. 世界が注目:科学的アプローチで見る乳たんぱくの多面的ベネフィット…
  7. 海外輸出 EUへの加工食品の輸出におけるポイントとその実例【食品と開発 1…
  8. GNT Group 菓子製造における植物由来着色料の重要性【食品と開発 11月号素材…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
資料請求は【こちら】

■2025年予定
・12月1日(月)~8日(月)
Fi Europe/ルサッフル社訪問/欧州市場調査(パリ、ブリュッセル、ロンドン)

■2026年予定
・3月3~6日 米国
Natural Products Expo West

食品開発展2026

PAGE TOP