BASF社は8月14日、ドイツ・ルートウィヒハーフェンの工場で製造するビタミンA脂肪酸エステル製剤「ビタミンAパルミチン酸エステル 1.7 Mio Toco」と酢酸ビタミンE「トコフェロール酢酸エステル」の不可抗力宣言(Force Majeure)を解除したと発表した。
ルートウィヒハーフェンの工場は昨年7月29日に発生した火災事故により工場が損傷し、操業停止と供給を中断せざるを得ない状況となり、昨年8月7日付でビタミンA、ビタミンE、カロテノイド、特定の芳香成分の配送について不可抗力宣言をしていた。
その後、工場の清掃や点検、修理作業を急ピッチで進め、今年1月24日付での香料原料ピラノール、メチルイオノン70、DL-メントールFGの不可抗力宣言解除を皮切りに、3月12日付ではビタミンEやビタミンA、カロテノイドの生産再開の見通しを発表。7月10日付で冷水分散性および直打用粉末製剤「ベータカロテン 20%CWD R」や10%粉末製剤「ルカロチン 10 CWD/O plus」、コーン油やヒマワリ油で希釈した30%オイル品など6品、8月7日付ではDL-α-トコフェロールなど8品の不可抗力宣言を解除している。
なお、詳細な進捗状況は専用サイト(https://cloud.nutrition-health.basf.com/nutrition-health-communication)で公開されている。












