海外ニュース

プラントベースのUPF見直しを求める

ドイツのプラントベース食品メーカーPlanteneersは、プラントベースのUPF(超加工食品)に対する考え方について、疑問を呈した。

現在、UPFという考え方は2010年にサンパウロ大学の研究者によって開発された「NOVA分類」システムに基づいている。NOVA分類では、食品を加工度に応じて4つのグループ(①非加工食品または最小加工食品、②加工食品原料、③プロセスフード、④ウルトラプロセスフード(UPF))に分類し、UPFは人工甘味料などを多く含む食品が該当する場合が多いため、消費者に「健康に悪い」という印象を与えうる。

この加工度合いに基づいた分類分けによると、植物性の代替肉はUPFに分類されてしまい、食物繊維が豊富で飽和脂肪酸が少ないなど健康上のメリットが多いにもかかわらず、消費者に誤解を与える恐れがあると、Planteneersは主張している。

Planteneersは、世界の食品業界や規制機関に対し、プラントベース食品など現代の食品の性質を反映した、より洗練された評価・分類システムを導入するよう求めている。具体的には、食品を、加工度合いでなく栄養価や、科学的根拠に基づく健康への成果、持続可能性によって評価するべきだとした。

[2025.7.8] [https://www.ingredientsnetwork.com/

生鮮品からドラム缶までスピード完全解凍で生産効率向上・作業環境改善に貢献

機能性チョコレートのメーカーが800万カナダドルの融資を獲得

関連記事

  1. サプリメント使用者の多くがAIへ肯定的な反応を示す
  2. 機能性チョコレート 機能性チョコレートのメーカーが800万カナダドルの融資を獲得
  3. 米国の食品市場から石油由来合成色素を段階的に排除へ
  4. プラントベースのLINDORが登場
  5. FDA クチナシ青色素、8月29日から米国の着色料として飲料・キャンディ…
  6. カカオの価格 さらなる高騰の危機
  7. plantbased_pudding クラフト・ハインツが植物性デザート分野に参入
  8. スロベニアの食品関連企業数十社が来日 大使夫妻主催の懇親会を開催…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
資料請求は【こちら】

■2025年予定
・12月1日(月)~8日(月)
Fi Europe/ルサッフル社訪問/欧州市場調査(パリ、ブリュッセル、ロンドン)

■2026年予定
・3月3~6日 米国
Natural Products Expo West

食品開発展2026

PAGE TOP