オーストラリアでは99%の消費者が毎日間食をしており、スナック業界が安定的に成長している。2025年の食品市場の売上高は942.2億ドルに達するとされ、今後5年間で4.85%の成長が見込まれている。
ミンテルの調査によると、過去5年間にオーストラリアで新たに発売された食品の約10%はスナックカテゴリーであり、健康的なスナック菓子がトレンドとなっている。特にたんぱく質を豊富に含むスナックや、低糖質、天然素材、などが人気を集めている。
また、ミンテルによると、世代によってスナックを食べる目的が異なっており、ベビーブーマー世代(1946年から1964年生まれ)は、日々の生活の休息としてスナックを摂取し、間食を安らぎのひとときと捉えているという。ベビーブーマー世代は可処分所得が高いので、この世代をターゲットにする商品の場合は、高品質で高級感のあるものにすることで、彼らの間食習慣に訴求できるのではないかと提案した。対して、Z世代(1997年から2012年生まれ)やミレニアル世代(1981年から1996年生まれ)の多くはスナックを食事の代わりとして摂取することが多く、エネルギー源として考えているという。それらの世代に訴求するには、エネルギーに満ちたイメージを表示するなどといったマーケティングメッセージが必要だとした。
[2025.8.22] [https://www.ingredientsnetwork.com/]












