食品素材の記事

バニラの現状と顧客のニーズを汲んだ製品提案

このところの価格の急上昇と高騰が大きな問題となっていたバニラが、ひとまず落ち着きを見せてきた。価格こそ高止まりしたままであるが、生産量も標準並みで、今年出回ってきた昨年のクロップは品質の良いものが出てきているという。

マダガスカルでは、ここ数年のバニラの品質劣化を懸念した政府が、バニラの早摘みの禁止や輸出規制の変更などの対策を取ったことで、品質の向上がみられるようになった。昨年の流通品は価格が高いわりに品質の良くないものが多かったが、今年の流通品(昨年のクロップ)では品質が良いものが出てきている。

しかし、価格は以前の20倍という問題はそのまま残されており、価格が合わずに天然バニラから合成香料に切り替える、あるいは天然と合成の混合品を採用するケースも多い。

各種食品用フレーバーを取り扱っている横山香料では、バニラフレーバー・バニラ系素材として、天然バニラを原料としたフレーバー、合成香料、呈味付与製品、バニラビーンズを用いた製品など様々に取り扱っている。マダガスカル産バニラビーンズを用いた「バニラエキストラクト9000」「同2Fold」などの定番品とともに、リーズナブルなエキストラクト「LXシリーズ」、バニラビーンズを粉砕して砂糖と摺りあわせた「シュガーバニラ」などを揃え、顧客のニーズに合わせた最適な製品を紹介している。

また同社では乳製品関連のフレーバーも得意としており、特に最近人気が高まっているチーズやバターでも様々な製品をラインアップ。チーズではチーズの種類に合わせたフレーバーを展開し、バターではナチュラル感やフレッシュ感の高いものから、発酵風味、焦がしバターや溶かしバターなどの調理系までバラエティに富んだ品揃え。乳製品もバニラ同様に値上がりが懸念されている分野であり、同社では美味しい製品づくりをサポートする製品として紹介を進めている。

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