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IHMの燃焼系ハーブ「パロアッスル」がAMPK活性化用組成物として特許取得

IHMの販売している機能性食品原料「パロアッスル」は、昨年12月に「AMPK活性化用組成物」として特許を取得した(特許第6636396号)。特許内容は、パロアッスルの溶媒抽出物又はパロアッスルの乾燥粉末を有効成分とし、老化の抑止のために用いられることを特徴とするAMPK活性化用組成物である。

パロアッスルは南米パラグアイのチャコ地方に自生するキク科の植物。現地では古くから糖尿病や腎臓病のケアとして飲用されており、日本でも主に生活習慣病対策を目的とした健康茶やサプリメント用として原料供給している。パロアッスルの作用の一部については原著論文として米国学術誌「Nutrition Research」に2本収載されている。

パロアッスルは、ヒト試験において、アディポネクチンの増加や、内臓脂肪・体重の減少、カロリー消費量増加などの生活習慣病に対する作用が認められていたことから、作用機序を解明すべく2011年から千葉大学大学院薬学研究院と共同研究を実施。

その結果、パロアッスルが善玉脂肪細胞への分化に必要不可欠なタンパク質(PPARγ)に働きかけることで、アディポネクチン分泌や筋細胞での糖代謝を活発にすることが明らかとなった。また、PPARγは抗肥満効果をもたらす熱産生タンパク質(UCP-1)の増加並びに活性化のスイッチを入れるが、パロアッスルはAMPK活性化作用とともにUCP-1機能の活性化作用も併せ持つことを確認している。

同社ではパロアッスルによる抗糖化作用(in vitro)も確認していることから、「抗肥満」「抗糖尿病」「抗糖化」を柱としたエビデンスを中心に訴求しており、さらに今後は「抗老化」「アンチエイジングサポート」についてもアピールし、原料供給やOEM提案を進めていく。

※AMPKとは
AMPKは肝臓や筋肉、脂肪組織などの末梢組織や視床下部にてエネルギーセンサーとしての役割を担う酵素。カロリー制限や運動などで細胞内のエネルギー源(ATP)の減少に応じて活性化し、代謝を調整する。特に、血糖の8割が取り込まれる骨格筋にてAMPKが活性化すると、脂肪分解やエネルギー産生につながるとともに、インスリンに依存しないで血糖を筋細胞へ取り込むことによるインスリン抵抗性の改善効果が期待できる。AMPKの活性化は細胞内のエネルギー代謝効率が向上した状態を意味しており、回復力が高まることで、速やかな疲労回復や老化抑制などのアンチエイジングサポートにつながると考えられている。

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