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【連載】話題追跡―食炭ブーム再燃の陰に“健康美”インスタ映えが人気に拍車

食炭ブームが再燃している。海外セレブの間で人気の「チャコールダイエット」「チャコールクレンズ」が国内でも話題となり、エステ業界や通販ルートでヒット商品も登場している。若い女性を中心にSNSを通じて拡散され、“黒色”というインパクトも手伝って認知度も一気に高まっている。店販ルートでは、ディーエイチシー、RAIZAPなどをはじめ、各社から活性炭を利用した新商品が投入されている。

 高温焼成した炭は、多数の微細孔を持ち、強力な吸着作用を有する。医療分野で活性炭(薬用炭)は、薬物中毒の解毒や整腸剤、慢性腎不全の治療などに利用されている。健康食品業界でも炭の吸着作用を利用したデトックス、クレンズ系のサプリメントが2000年頃にブームになった経緯がある。最近になって、米国セレブの間で炭の特性を活かした「チャコールダイエット」「チャコールクレンズ」と呼ばれるダイエット食品が人気となり、サプリメントや飲料などが多様な商品が流通している。その人気は日本にも飛び火し、国内でもエステ業界や通販で話題となる商品が登場、有名モデルやタレントが利用していることがメディアでも度々紹介されたことで炭ブームが再燃。なかでも今回、水に溶かすと“黒色になるインパクトの強さが「インスタ映えする」と、若い女性を中心にSNSを通じて拡散していることが特長的だ。
食炭注目の背景には、健康美がある。昨今の世界的な女性の美に対する意識は、単に痩せているではなく、健康的な締まった体に移っている。体を動かす女性が増え、体の中からキレイになることに対するニーズも高まっている。コールドプレスジュースや植物発酵エキスなど腸内環境改善系の商品の人気もその一つ。重金属や添加物など体内の不純物を吸着・排泄させるクレンズ効果のある食炭にも再び光が当たっているといえる。現在、市場には粉末飲料や錠剤品などが流通。大手メーカーの最新の動きでは…

本記事は「健康産業新聞 1659号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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