海外ニュース

ネスカフェ コーヒー豆の32%を「再生型農業」の農家から調達

ネスレのコーヒーブランドであるネスカフェでは、コーヒー豆の32%を「再生型農業」を実践している農家から調達していることを発表した。2025年の目標として掲げていた、コーヒー豆の20%以上を再生型農業から調達するという目標を達成。ネスレは、再生型農業の推奨により、コーヒー農場での二酸化炭素排出量の削減、生物多様性と土壌の健康の確保、農薬依存からの脱却などを目指している。

また、外部の非営利団体をパートナーとし、コーヒー農家への教育活動を通した労働環境の改善なども行っている。人権保護、児童保護などの社会課題にも同時に取り組んでいるという。

気候変動の影響で、2050年までにコーヒー豆の栽培に適した土地の面積が48%~97%減少すると予測する調査もある。ネスレでは、従来の生産方法で課題となっていた森林破壊や肥料の使用、不適切な土地利用など気候変動を及ぼす可能性のある行為を控える「再生型農業」を推奨することで、これらの課題解決を目指している。

2025.6.18
Nestlé’s coffee brand surpasses regenerative agriculture goal for 2025
https://www.fooddive.com/news/nestle-coffee-brand-nescafe-surpasses-2025-regenerative-agriculture-goal-ESG-farming/750908

dsm-firmenichとケミン社 ルテイン・ゼアキサンチン新ブランド展開へ

業界初の“循環型クリーンエネルギー技術×ビジネスモデル”構築へ

関連記事

  1. Butterfly Pea 米国FDA、ガルディエリアブルーなど天然系着色料3品を承認
  2. 米国ナチュラル・プロダクツ・エキスポ 3,200社超が出展 GL…
  3. FDAが初めて細胞培養の魚介類を承認
  4. 廃棄になるパスタをビールの原料にアップサイクル
  5. カカオの価格 さらなる高騰の危機
  6. 魚粉と魚油が不足し、代替オメガ3源に注目が集まる
  7. food redistribution イギリスでAIを使った食品ロス削減が期待される
  8. 米国の食品市場から石油由来合成色素を段階的に排除へ

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
資料請求は【こちら】

■2025年予定
・12月1日(月)~8日(月)
Fi Europe/ルサッフル社訪問/欧州市場調査(パリ、ブリュッセル、ロンドン)

■2026年予定
・3月3~6日 米国
Natural Products Expo West

食品開発展2026

PAGE TOP