スペインのバイオテクノロジー企業であるEggnovo社が開発した、酵素分解による卵殻膜(ESM)加水分解物が、欧州委員会より欧州全域でのノベルフードとして承認された。この承認は2026 年7月23日に発効し、成人の健康な一般層を対象としたサプリメントにおいて、1日最大500mgまでの配合が可能となる。
本成分は、EFSA(欧州食品安全機関)による安全性評価を経ており、同社には2031年7月23日まで5年間の独占的なデータ保護権が与えられている。また、名称は成分の実態をより正確に反映するため、「卵殻膜コラーゲンペプチド」から「卵殻膜加水分解物(酵素生成)」へと変更された。
Eggnovo社は、食品業界の副産物をアップサイクルするサーキュラーエコノミーモデルを採用しており、特許取得済みのプロセスにより、水溶性のたんぱく質加水分解物を製造している。成分にはI型・V型・X型コラーゲンなど400種類以上のたんぱく質が含まれ、関節ケア向けの「Ovomet」や美容向けの「Ovoderm」など、ヘルシーエイジングへのベネフィットが示唆されている。
同社のMaria Marchueta氏は、本承認により、独自の酵素プロセスによる水溶性を活かした飲料形式など、新たな製剤の可能性が広がると強調している。今後は関節の健康や美容を目的とした製品カテゴリーにおいて、科学的根拠に基づいた成分の差別化がさらに重要になるとの見解を示した。
出典NutraIngredients(2026年7月20日)













