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全国で採用が広がる「シールド乳酸菌®M-1」

森永乳業 食品素材事業部が展開している「シールド乳酸菌®M-1」は、免疫賦活作用を有する乳酸菌の加熱殺菌体。サプリメントはもちろん、加工食品や外食産業での利用が伸長し、好調な動きを続けている。

今までは都市圏を中心に採用が拡大してきたが、最近は全国の様々な地域に利用が広がってきている。また、同社の最終製品においてもシールド乳酸菌®M-1を配合した製品ブランドとして昨年9月に「乳酸菌と暮らそう」ブランドを立ち上げ、製品展開を始めている。

同品は、ヒト由来のL.paracaseiを培養から殺菌まで自社工場にて製品化したもので、グラムあたりの菌数は5,000億個と多いが、1日あたりの有効量は100億個(20mg)と少量で済むため、使いやすいのも特徴のひとつ。

機能性研究では免疫賦活作用を確認しており、動物試験でインフルエンザウイルス感染の軽減と腸管でのIgA産生促進を、ヒト試験ではインフルエンザワクチンの効果を高める機能が調べられている。最近行った女子大生241名を対象とした二重盲検試験では、シールド乳酸菌®M-1を100億個/日の摂取により風邪の自覚症状の発現抑制などを確認した。

なお、新たに「ビフィズス菌A1(B.breve A1)がアルツハイマー型認知症の発症を抑える可能性を確認したという発表も行っている。

東京大学大学院および神奈川県立産業技術総合研究所との共同研究で、アルツハイマー病モデルマウスにビフィズス菌A1を経口投与したところ、空間認識力の改善、学習・記憶能力の改善、脳内の過剰な免疫反応や炎症を抑える作用などが認められた。このことから、アルツハイマー型認知症の発症を抑制する可能性が示唆された。脳腸相関に注目する同社にとっては、今後需要な位置づけとなる菌であり研究結果だといえる。

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