食品素材の記事

レジスタントスターチ、ゼロキロカロリー認定によりカロリーオフ製品にも

イングレディオンは、自社で販売しているレジスタントスターチ製品のうち、コメ由来の「ノベロース®8490」とコムギ由来の「ノベロース® W」の2品の食物繊維に関し、いずれも0kcal/gであることが一般社団法人日本食物繊維学会・ルミナコイドエネルギー評価検討委員会の審査により認定されたと発表した。

食品表示法では一般に食物繊維は2kcal/gとされているが、ヒト臨床試験で実証し、さらに日本食物繊維学会で評価されることにより0kcal/gであることが認定される。今回上記2品のレジスタントスターチは、これまでは食物繊維画分を2kcal/gとして栄養計算されていたが、今回の認定により今後は0kcal/gとして計算することが可能になった。

これにより、これまでは主として低糖質や食物繊維強化素材として案内していた「ノベロース®8490」「ノベロース®W」を、カロリーオフ素材として案内することも可能となった。例えば標準的な食パンの場合、小麦粉の40%をレジスタントスターチに置き換えることで、約30%の糖質削減、食物繊維含有量は約12倍(食パン1枚当たり7g程度)になることに加え、20%程度のカロリーオフの実現が可能になる。低糖質、食物繊維強化にカロリーオフを加えたトリプルクレームを目指す食品開発に利用できる。

食品製造事業の領域をさらに拡大―ツルヤ化成工業

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