『食品と開発』誌面から

機能性表示食品の制度改正について【食品と開発 3月号特集I-1】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

消費者庁 食品表示課 保健表示室 食品表示調査官 高橋 文太


いわゆる「健康食品」と呼ばれるものについては法律上の定義がないが、医薬品以外で経口的に摂取される健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂られている食品のことをいう。その中に保健機能食品があり、保健機能食品は食品表示法や健康増進法という法律を根拠として機能性等を表示することができる食品であり、栄養機能食品、特定保健用食品(以下「トクホ」という。)及び機能性表示食品の三つに分けられる。

そのうち、機能性表示食品においては、令和6年3月に、紅麹関連製品について健康被害の発生が報告された。消費者庁としては、同年5月31日に開催された「紅麹関連製品への対応に関する関係閣僚会合」(以下「関係閣僚会合」という。)において取りまとめられた「紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度に関する今後の対応」を踏まえ、機能性表示食品制度の見直しを行うべく、食品表示基準の一部を改正する内閣府令を同年8月23日に公布し、一部を同年9月1日に施行した。以下、主に機能性表示食品制度の改正概要等について解説する。

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』3月号にてご購読いただけます。

食品と開発2025年3月号

【2025年3月号】特集I/機能性表示食品市場の今後の課題  特集II/食品工場の自動化 現状と挑戦

『食品と開発』誌面から

味、におい、テクスチャーの見える化を目指して【食品と開発 4月号特集4】🔒

紫茶エキスによるGLP-1分泌促進効果を確認し、特許を出願

関連記事

  1. 海外輸出 EUへの加工食品の輸出におけるポイントとその実例【食品と開発 1…
  2. 2026年に向けて提案するフレーバー 食品開発をサポートする技術-原料不足への対応も 2026年に向け…
  3. メシマコブ メシマコブ菌糸体MyoSSの筋肉ケア効果:「戻す×伸ばす」を支え…
  4. 食品と開発 4月号特集3 機器分析を用いた苦味の官能特性評価手法の開発【食品と開発 4月号…
  5. 食品と開発 5月号特集3 事故を未然に防ぐアレルゲン管理―的確な管理のための検査キット活用…
  6. 【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術 シクロデキストリン包接による安定性・溶解性・吸収性(利用率)の向…
  7. 食品と開発 5月号特集4 食物アレルゲンコントロールⓇプログラム確立のための検査方法の考え…
  8. 食品と開発2025年9月号特集I-3 果物の安定供給へ向けた輸出入商社の取り組み【食品と開発 9月号特…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP