食品素材の記事

肝機能改善作用で機能性表示食品の準備を進めるベニクスノキタケエキス末

GLARTでは、台湾産のベニクスノキタケ(牛樟芝)より抽出したベニクスノキタケエキス末「Antromax®(アントロマックス)」の肝機能改善作用に着目し、機能性表示食品としての届出準備を進めている。

アントロマックスの原料となるベニクスノキタケは希少価値の高い台湾固有種で、その見た目から「森の宝石(ルビー)」と呼ばれ、台湾では古くから酔い醒めや滋養強壮に利用されてきた。機能性成分や栄養素が豊富で、アントロディンA、DMB、オレアノール酸、ウルソール酸、ザンク酸D・Eなど200種以上のトリテルペノイド類をはじめ、ステロール類やβ-グルカンなどの多糖類、ビタミン、ミネラル、たん白質などが含まれている。

機能性研究では肝臓保護(血中AST値およびALT値の改善)、肝機能促進、アルコール代謝促進、中性脂肪低減、抗酸化作用などを確認している。臨床試験では、定期的な飲酒習慣のある人を対象にした12週間の試験で、AST値が9.8%の改善、ALT値が15.2%の改善を示した。現在、肝機能改善の機能性表示食品として届出を準備しているところだ。

原料規格はアントロディンA 0.2%以上、DMB 0.035%以上で、摂取目安量は肝臓保護が250mg/日、アルコール代謝では200mg/日。健康食品分野において肝機能系サプリで既に実績を重ねている。

関連記事

  1. マリーンバイオ、沖縄サンゴ由来の殺菌乳酸菌「AQuA-35™」を…
  2. 尿酸値上昇抑制作用で機能性表示を目指す「アンセリン」
  3. NMNのヒト安全性評価を綿密に
  4. グリーンオート乾燥エキスの単回摂取による認知機能への影響を調べた…
  5. 結晶セルロース 旭化成、結晶セルロース「セオラス®」など値上げへ
  6. グルコサミンで膝関節の可動性をサポート
    プロテインケミカル…
  7. カイコ冬虫夏草から認知機能を改善する新規物質を発見
  8. 扶桑化学工業、果実酸類4月から値上げ

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2024 出展者募集中

PAGE TOP