執筆者
ペットフード・テクノリサーチ合同会社 代表・獣医師、
(一社)ペットフード協会 技術委員会 顧問、ペットフード安全管理者 認定制度 委員長 藤井 ⽴哉
はじめに
ペットは「愛玩動物」という従来の認識から、近年は「家族の一員・伴侶動物(コンパニオンアニマル)」として捉えられるようになってきた。一方で、動物の飼育率は減少傾向にある。
一般社団法人ペットフード協会(以下「協会」という)の調査によると、2000年代に約40%あった世帯あたりの飼育率は、2025 年の調査では24.6%まで低下している。最も身近な動物である犬と猫の飼育頭数は、それぞれ682万頭・885万頭である。猫は近年横ばいで推移しているが、犬はピークだった2008年から約48%減少している。その結果、日本の人口あたりの犬猫飼育頭数は欧州先進国の約半分にとどまっており、格差が広がっている。
このような状況のなか、ペット産業は縮小する飼育人口に対応しながらも、ペットの健康を重視する飼い主の意識の高まりを取り込んでいる。
ペットフードとは
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