執筆者
山本ビニター㈱ 高周波テクノ営業技術4グループ 井口 健治
はじめに
近年、消費者の食品に対する安全・安心への関心はますます高まっており、食品製造現場では品質の維持に加え、安全性の確保や安定した製造プロセスの構築が重要となっている。HACCPに基づく衛生管理の制度化やコールドチェーンの高度化、食品ロス削減、人手不足への対応など、食品産業を取り巻く環境は大きく変化している。
食品の安全は最終工程である殺菌だけで実現されるものではなく、原料の受入れから前処理、加熱、乾燥、冷却、包装、保管・流通に至るまで、食品加工のあらゆる工程において、適切な温度管理と品質管理が重要である。また、食品加工の高度化に伴い、従来の蒸気加熱、熱風加熱、直火加熱などの外部加熱に加え、食品内部から効率よく加熱できるマイクロ波加熱および高周波加熱は、食品加工における重要な加熱技術として注目されている。
1.マイクロ波・高周波加熱の原理と特徴
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