『食品と開発』誌面から

AAKGの効果・効能を一般健常者で検証―日常レベルの運動負荷での疲労軽減および運動機能向上効果―【食品と開発 素材レポート】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

 フロンティアフーズ㈱ 三岡 樹里、村田 真一郎


はじめに

アルギニンα-ケトグルタル酸(AAKG)とは

機能性表示食品をはじめとする健康食品、サプリメント市場において、疲労感の軽減や運動パフォーマンスのサポートを訴求する素材への需要は根強い。こうした用途で近年注目されている素材のひとつが、アルギニンα-ケトグルタル酸(arginine alphaketoglutarate、以下AAKG)である。

AAKGはアルギニンとα-ケトグルタル酸が結合した塩であり、経口摂取後は消化管内で速やかに解離し、それぞれが小腸から吸収されると考えられている。吸収されたアルギニンは血管内皮機能の調節に関与する一酸化窒素(NO)の産生基質として機能するほか、アンモニアの解毒やクレアチン・ポリアミンの生合成にも利用される。

一方のα-ケトグルタル酸はミトコンドリア内のTCA回路中間体としてエネルギー産生に寄与し、グルタミン酸・グルタミンの前駆体としてアミノ酸・窒素代謝にも関わる。すなわちAAKGは、「アルギニン供給」と「エネルギー代謝基質の補充」という二つの機能を同時に担う点が特徴的な素材といえる。

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』2026年8月号にてご購読いただけます。

食品と開発2026年8月号

【2026年8月号】特集/最新のペットフードの開発動向

『食品と開発』誌面から

食品の品質と物流を支える高性能解凍技術 「プロトン解凍機」

高純度・低酸化オメガ3濃縮オイル―薄膜脱臭プロセスと客観的官能評価が導く高品質安定性―【食品と開発 素材レポート】🔒

関連記事

  1. 2026年に向けて提案するフレーバー 食品開発をサポートする技術-原料不足への対応も 2026年に向け…
  2. アップサイクル 築野グループが取り組む循環型こめ油事業 ~米ぬかから廃食用油まで…
  3. GLP-1 ポリフェノールのGLP-1分泌促進と機能性の解明【食品と開発 3…
  4. 災害食 「最適化栄養食」認証に基づいた製品開発と災害食への応用【食品と開…
  5. pet ペットフード安全法の概要及びペットフードの医薬品医療機器等法上の…
  6. 【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術 シクロデキストリン包接による安定性・溶解性・吸収性(利用率)の向…
  7. 食品と開発 4月号特集1 風味言語化AIが拓く 新時代のおいしさ設計アプローチ【食品と開発…
  8. 高機能サプリメント開発のための製剤化技術 高機能サプリメント開発のための製剤化技術【食品と開発 11月号市…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP