食品素材の記事

脳機能改善作用をもつブルーベリー&グレープ混合物

東洋サイエンスでは、認知機能改善に効果のあるカナダ産ワイルドブルーベリーとフランス産ブドウポリフェノールの混合パウダー「ニューロフェノール」を発売した。

ワイルドブルーベリー由来のプロアントシアニジン、フェノール酸(クロロゲン酸)とブドウ由来のフラボノイド(エピカテキン、カテキン)、スチルベン、レスベラトロールなどが含まれ、両者のポリフェノールの相互作用で生体利用率が上昇することが確認されている。

カナダで行われた臨床試験では、60~70歳の200名の健康な人を対象に6か月間、300mgのニューロフェノールを摂取してもらった結果、短期記憶や情報の読み出し能力が改善。言語記憶や新たな学習能力への効果も期待できたという。

この結果を遺伝子発現の観点から動物試験で検証したところ、神経成長因子とカルシウムカルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ(CaMKⅡ)のmRNA量が増加。神経成長因子はコリン作動性ニューロンから海馬や空間記憶の神経で発現。CaMKⅡは学習や記憶に関する様々なシグナルカスケードに関わっており、通常年齢とともにCaMKⅡの発現量は減るが、ニューロフェノール摂取により発現量は上層したという。

【2017年9月号・特集】おいしさを科学する(フード・フォラム・つくば より)

体脂肪減少に役立つアマチャヅル抽出物発売

関連記事

  1. 日成共益、ホエイたんぱく質専用の酸味料製剤を上市
  2. 太陽化学、グアーガム酵素分解物の脂肪性肝疾患に対する効果を発表
  3. riceoil 健康機能が広まるにつれ、興味が高まる「こめ油」
  4. 日清ファルマ、ポリアミン酵母など新素材2品を参考出展
  5. お湯で割るだけで簡単、業務用本格ラーメンスープ「とんこつ」拡充
  6. DSM、ハイドロコロイド事業を強化
  7. beans ひよこ豆・そら豆・赤レンズ豆を原料とする植物プロテイン素材
  8. 三栄源エフ・エフ・アイ、原料由来の臭いと戻り臭を大幅低減した赤ダ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

海外ツアー情報

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、セミナーなどツアーならではの企画もございます。

ナチュラルプロダクトエキスポ2025

2026年3月1日(日)~7日(土)

ナチュラルプロダクトエキスポ

アメリカ市場視察 ツアー

PAGE TOP