『食品と開発』誌面から

犬には犬の乳酸菌―乳酸菌麻布株®とHÜGBIO®が拓くペットヘルスケアの新展開【食品と開発8月号特集5】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

麻布大学獣医学部薬理学研究室 准教授 福山 朋季


はじめに

犬や猫の平均寿命は15歳を超えており、単なるペットではなく、家族の一員として暮らす時間が長くなった。ペットの日々の食事も「おいしさ」だけでなく、健康を長く支える機能が求められるようになっている。ペットフード市場でも、年齢、犬種・猫種、体質、口腔、皮膚、消化器、免疫などに着目した製品が増え、サプリメントやウェルネスフードの領域も広がっている。

ここ数年は、単に栄養を満たす総合栄養食に加え、毎日のケアで将来の不調を減らしたいという飼い主の意識が高まり、口腔ケア、整腸、皮膚・被毛、免疫、体重管理などの機能性訴求が細分化している。実際に私共の研究室でも複数の企業様と共同研究で機能性原料の歯周病や皮膚疾患への効能を調査してきた。こうした流れの中で、乳酸菌は比較的なじみのある素材でありながら、菌種や菌株によって働きが大きく異なる「精密に選ぶべき素材」として再評価されている。

人の食品では整腸や免疫調節の文脈で利用されてきたが、ペットに応用する際には、人でよいとされる菌をそのまま使えばよいわけではない。動物種ごとの腸内環境、生活環境、摂取形態、安全性、嗜好性を踏まえ、目的に合う菌株を選ぶ視点が重要になる。

…

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』2026年8月号にてご購読いただけます。

食品と開発2026年8月号

【2026年8月号】特集/最新のペットフードの開発動向

『食品と開発』誌面から

25年UDF統計 生産量微減・生産額増加

食品工場の粉体計量工程へのロボット導入―AMRと多関節ロボットによる完全自動化の実現―【食品と開発8月号技術紹介】🔒

関連記事

  1. 【2025年11月号】特集/可溶化・安定化・吸収性向上素材と技術 食品素材の吸収性及び生体利用率を向上させる製剤技術【食品と開発 …
  2. 機能性甘味料 機能性甘味料の市場動向【食品と開発 12月号 市場動向II】&#…
  3. ヒトと組織のマネジメントから考える食品工場の衛生管理 「人」の行動を中心に異物混入対策を考える(1)【ヒトと組織のマネ…
  4. 食品と開発 4月号特集2 美味しさの見える化で何ができるか?【食品と開発 4月号特集2】&…
  5. 甘味料 シュガーレス・低カロリー食品向け甘味料の動向~砂糖代替・不快味の…
  6. 食品と開発7月号特集6 食品機能材「スラビス®」を用いたフライ食品・畜肉食品のフードロス…
  7. 食によるアンチエイジング研究の進展 オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸による新たなアンチエイジ…
  8. 食品と開発 5月号特集3 事故を未然に防ぐアレルゲン管理―的確な管理のための検査キット活用…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2026

PAGE TOP