食品素材の記事

有胞子性乳酸菌「スポルス®」-アミノ酸吸収の増加と筋力への影響を臨床試験で確認

セティの販売しているインド・Unique Biotech 社の有胞子性乳酸菌「スポルス®」(Bacillus coagulans Unique IS-2株)は、新たな臨床試験により、ホエイプロテインとの併用によりアミノ酸の吸収率の向上と筋力への影響について良い結果を得た。

レジスタンス運動(筋力トレーニング)をしている健康な男性(18~25歳)70名を対象に、スポルス®摂取群(スポルス®20億cfu/日+ホエイプロテイン20g)とプラセボ群(ラクトース+ホエイプロテイン20g)で60日間摂取し、期間中にレジスタンス運動を週4回実施した。その結果、スポルス®摂取群では血漿中総遊離アミノ酸濃度とBCAA濃度が有意に増加し、吸収率の向上が確認された。運動面ではレッグプレスと垂直跳びパワーが増加したことから、下肢筋力の改善が示唆された。

スポルス®は今までに臨床試験において整腸作用(便秘の緩和、急性下痢症状の緩和、IBS患児の腹痛の低下、小児機能性腹痛の緩和)、口腔環境改善(歯肉炎の抑制、う蝕原因菌の抑制)、膣内環境改善、血中コレステロールの低下作用、肝硬変合併症の緩和などの機能が確認されている。

今回の試験によりホエイプロテインとの併用が効果的であることが明らかになったことから、スポーツ分野にも積極的に提案していく。

【2022年6月号】特集/多様化するプラントベース食品へのアプローチ

現場で使い易い携帯型元素分析装置

関連記事

  1. ウコン抽出物の変形性膝関節症とNASHへの有効性試験
  2. CBC、コスクラ社のエンドウたん白を日本市場で本格展開
  3. 日成共益、ホエイたんぱく質専用の酸味料製剤を上市
  4. 新たな植物性ミルク用原料エンドウ豆糖化液発売
  5. 葛の花由来イソフラボンが「エネルギー消費を高める」旨のSRで機能…
  6. 数百名単位の被験者によるデータを有する乳酸菌製品
  7. オリザ油化、桜の花由来の乳酸菌素材「さくら乳酸菌®」を上市-食品…
  8. 高温で活性があるため、生地にすぐに添加して使える老化防止製剤

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025

Hi Japan2025

PAGE TOP