『食品と開発』誌面から

リポソームビタミンC─臨床データが示す高吸収と細胞保護能─【食品と開発 素材レポート】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

㈱フリーマンニュートラグループ


1.はじめに:ビタミンC 供給における「質」への転換

ビタミンC(L-アスコルビン酸)は、抗酸化作用、コラーゲン合成の補助、免疫系の維持など、多岐にわたる生理機能を持つ必須栄養素である。日本では古くから馴染み深い成分であり、清涼飲料水からサプリメント、菓子類に至るまで幅広く利用されてきた。

しかし、これまでのビタミンC 活用における最大の障壁は、その「体内利用率(バイオアベイラビリティ)」の低さにあった。ビタミンCの吸収は、小腸に存在するナトリウム依存性ビタミンC輸送体(SVCT1)という限定的な「窓口」に依存しているため、一度に大量(1g以上)を摂取しても、その多くは吸収されずに体外へと排出されてしまう。この生理的な飽和現象により、従来のビタミンC製品は「摂った量」に見合う「体感」を得にくいという側面があった。

近年、この課題を打破する技術として注目されているのが、成分をリン脂質の二重層で封入する「リポソーム化技術」である。本稿では、米国CELLg8社が開発し、フリーマンニュートラグループが国内展開するリポソームビタミンCについて、コロラド州立大学でのヒト臨床試験データに基づき、その学術的優位性を詳細に解説する。

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食品と開発2026年6月号

【2026年6月号】特集/食品産業のサーキュラーエコノミー ~未利用資源の利用・アップサイクル中心に

『食品と開発』誌面から

プラントベースフード・サプリメントの台頭とビタミンD3イノベーションの未来【食品と開発 素材レポート】🔒

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