食品素材の記事

味の素 イスラエル発! 新素材戦略、新ベジタブルドリンク新製品発表

味の素は7月27日に、同社取締役社長・最高経営責任者である西井孝明氏により、たんぱく質が豊富で栄養リッチな世界最小の葉野菜ベジタブルプロテイン原料であるマンカイの取り扱い開始、および使用した次世代ベジタブルドリンク「Mankai®(マンカイ)」(スティック1本5.4g、30本入り、4,500円税込)の新発売(7月30日)が公表された。同時に、マンカイを製造するイスラエルのバイオベンチャー企業ヒノマン社との間で、日本における独占販売権取得と、海外(米国・ブラジル・タイ)における販売権を結んだことも発表された。

マンカイは、ヒノマン社が独自に品種改良・技術開発したウキクサの一種。東南アジアで古くから「植物性たんぱく源」として食されてきた歴史を持ち、学名をWolffia globosa、和名はミジンコウキクサと言われる世界最小の葉野菜・種子植物。環境負荷の少ない水耕栽培で、比較的短期間で収穫可能なサステイナブルなたんぱく源として注目されている。

このマンカイを使用した製品「Mankai®」は、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維など 60 種類の栄養素を豊富に含み、完全栄養食と呼ばれる卵に似たアミノ酸バランスとなっている。

同社は、健康維持でのたんぱく質摂取、エシカルな消費に高い関心を持つ層の拡大など想定し、自社ECチャネルでの販売で初年度売上目標は約3億円(消費者購入ベース)を目指す。また、2025年には冷凍食品、コンビニ製品、外食展開などを目途に50億円の国内市場展開、さらに将来的には海外大型素材ビジネスも含めて100億円規模を予定している。

【2021年8月号】特集/スパイスの多様な利用

トマト由来成分の「美と健康」をテーマに

関連記事

  1. Butterfly Pea 米国FDA、ガルディエリアブルーなど天然系着色料3品を承認
  2. 新規フラボノイド-シクロデキストリン包接化合物のGRAS認証を取…
  3. アンチエイジング、脳活性、脳機能回復およびストレス緩和機能を持つ…
  4. 高濃度タイプのクロロゲン酸原料を拡充
  5. ピーカンナッツの殻由来の不溶性食物繊維素材を本格販売
  6. 東洋サイエンス、ビタミンなどのリポゾーム化製剤の販売開始
  7. カルシウムの吸収性を高める素材「CPP」を積極提案
  8. 乳酸菌20種プレミックスのNASHおよび発がん抑制機能

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025

Hi Japan2025

PAGE TOP