食品素材の記事

ネイチャーライフ、じゃばらやシークワーサーからの機能性素材を研究・開発

ネイチャーライフでは、じゃばら果皮の抽出液を粉末化した機能性素材「シトラスナリルチン®30」を販売している。じゃばらは、和歌山県北山村原産の柑橘類で、他の柑橘に比べてフラボノイドの一種であるナリルチンが多く含まれている。花粉症に効果があると口コミで広まり、テレビ番組を契機に一般消費者間の認知度が高まった。じゃばらを使った商品は、花粉症対応のサプリメントや飲料だけでなく、キャンディ・グミなど一般食品にも広まっている。

「シトラスナリルチン®30」は、じゃばらの元祖となる福田農園(和歌山県北山村)のじゃばら果皮を原料に、ナリルチン含量30%以上で規格化したもの。採用数の伸びに応じて今後は他県産のじゃばらを原料とした製品(ナリルチン含有規格は同じもの)も商品化していく予定。

機能性研究では、動物試験にて抗アレルギー作用を確認。Th1とTh2のバランスの崩れを正常に戻すよう働くことでアレルギーを抑制するということが調べられている。推奨摂取量はナリルチンとして10mg/日と少なく、水にクリアに溶解し熱にも安定しているため商品設計も容易で、一般食品や飲料・ゼリーなどにも使いやすい。即効性があり体感を得やすいと評判が良く、知名度の向上に伴い採用数を伸ばしている。

また同社では、シークワーサー果皮抽出物「ノビレチン」の機能性研究を進めながら、今年中の製品供給を目指している。シークワーサーに多く含まれるフラボノイドの一種であるノビレチンには、認知・記憶障害の改善、血糖値上昇抑制、脂質代謝改善、動脈硬化予防など様々な機能が知られている。その中でも同社は抗糖尿病・抗肥満作用に着目し、立命館大学と共同研究を行っている。動物試験にて血糖値上昇抑制と体重減少を確認。ノビレチン摂取群ではHbA1c値が低いことも調べられている。現在はメカニズムに関する研究を進めている。

※食品と開発5月号ではポリフェノール素材を紹介する企画を掲載しています。
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