『食品と開発』誌面から

健康食品の安全性確保のためのGMPの概要【食品と開発5月号 特集2】🔒

執筆者

食品と開発のアバター

(公財)日本健康・栄養食品協会 健康食品部長 増山 明弘


1.健康食品の安全性確保

健康食品とは、健康の維持・増進を期待して販売されるものだが、健康食品に明確な定義や分類はない。機能性の表示の観点では、保健機能食品制度での特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品があり、一定のルールの下で機能性を表示することができる。それ以外の健康食品は、「その他の「いわゆる健康食品」」として分類される。健康食品の安全性確保という観点では、機能性の表示の有無に関わらず、保健機能食品も含めた「いわゆる健康食品」全体で考える必要がある。

健康食品では、健康の維持・増進効果を期待して、通常摂取している食品の加工・濃縮が行われることにより、今までと異なる食経験のない食品原材料となる。その時に、期待する成分だけでなく、他の成分も加工・濃縮されることがある。また、錠剤・カプセル・粉末・濃縮液等の商品形態の場合、過剰摂取が起こりやすくなる。このように健康食品ならではの課題があり、通常の食品としての安全性確保に加えて、健康食品の特性に合わせた安全性確保が必要になる。

健康食品の特性に合わせた安全性確保の観点で重要であるのが、原材料そのものの本質的な安全性の評価、適切な製品設計、健康食品GMPでの製造管理・品質管理である。

…

🔒この記事は雑誌に収録されています。

続きは『食品と開発』2026年5月号にてご購読いただけます。

食品と開発2026年5月号

【2026年5月号】特集/食品の安全確保のための取り組み

『食品と開発』誌面から

食品安全認証を経営戦略の軸へ――GFSI承認規格の意義と国内動向【食品と開発5月号 特集1】🔒

HACCPを支援する食品機械・設備の為の認証の推進【食品と開発5月号 特集3】🔒

関連記事

  1. 食品と開発2025年8月特集1 農林水産省における食品産業の生産性向上に向けた取り組み~食品産業…
  2. 2026年に向けて提案するフレーバー 食品開発をサポートする技術-原料不足への対応も 2026年に向け…
  3. pet 動物と人のウェルネスフードの開発を目指して【食品と開発8月号特集…
  4. 減塩 ―減塩から適塩へ―醤油業界からの食と健康、そして文化をつなぐ新た…
  5. リポソーム リポソーム送達が「エンジニアリングされた科学」となる時 -MET…
  6. ヒトと組織のマネジメントから考える食品工場の衛生管理 「人」の行動を中心に異物混入対策を考える(2)【ヒトと組織のマネ…
  7. A bottle of milk with a green farm in the background. 世界が注目:科学的アプローチで見る乳たんぱくの多面的ベネフィット…
  8. 食によるアンチエイジング研究の進展 オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸による新たなアンチエイジ…

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

食品開発展2027
ペットフード開発展2027

【1/8締切】 ナチュラルプロダクトエキスポ ツアー参加者募集

ナチュラルプロダクトエキスポ
PAGE TOP