加工食品の中で最大規模の売り上げを誇る清涼飲料水と、食生活になくてはならない液体調味料。コロナ禍で落ち込んだ清涼飲料水市場であったが 2021年度から回復に向かい生産量、出荷金額とも4年連続での拡大となった。前年に続き2025年は記録的な猛暑の影響もありミネラルウォーター類が市場を牽引したほか、無糖や甘さ控えめを訴求したヒット商品などによる炭酸飲料、さらには高騰した野菜の代替需要による野菜・果実飲料等も引き続き伸びたものと見られる。
一方の調味料市場全体はコロナ禍で業務用が落ち込み家庭用が伸びたが、2022年以降は業務用も回復傾向を見せており、家庭用・業務用とも調理の簡便性や省力化に繋がる商品が伸びている。液体食品の製造に欠かせない単位操作である抽出濃縮、分離精製、混合攪拌、UHT殺菌、充填などの各装置メーカーでは、コロナ禍でも大きな落ち込みはなく推移している。
機器の開発、改良ではこれまでにも省人化、省力化、省スペース化を進めてきたが、これに加えてここ数年は省エネ、脱炭素などランニングコスト面とSDGsの視点が重要となってきており、機器サプライヤーではテーマをこれらに沿って開発を進めている。本稿では液体食品の2大市場である、清涼飲料水と液体調味料・調味食品の開発を支える製造技術にスポットを当て、各装置メーカーの最新技術を紹介する。
清涼飲料水市場・液体調味料市場の動向
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