執筆者
長岡市 笹原 康司(元商工部 産業イノベーション課)
はじめに
生物資源やバイオテクノロジーを基盤として、環境負荷の低減と経済成長を同時に実現しようとする経済モデルである「バイオエコノミー」は、脱炭素社会や資源制約への対応といった観点から、近年その重要性が高まっている。とりわけ、食品産業や第一次産業においては、未・低利用資源の有効活用が「サーキュラーエコノミー」の実装に向けた鍵を握る重要な課題である。
こうした中、長岡市は2021年6月に内閣府の「地域バイオコミュニティ」の認定を受け、その推進組織である「長岡バイオエコノミーコンソーシアム(以下、コンソーシアム)」を中心に、未・低利用資源の活用やバイオ産業の創出に取り組んできた。本稿では、長岡市におけるバイオエコノミー推進の背景と体制、成分分析を起点とした資源の高付加価値化への取り組み、産業界への支援体制、関連する活動の広がりを紹介する。
生物資源を基盤とした産業が育まれてきた長岡市
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